共有名義の不動産売却をしたいというご相談

ご相談内容:
夫婦で不動産を購入しましたが、離婚することとなり、その不動産を売却したいと考えています。どのように進めたら良いでしょうか?
担当

お問い合わせありがとうございます。不動産の売却と離婚に関するご相談ですね。まず、どちらがどのような形で不動産を所有しているのかを確認することが大切です。たとえば、不動産の名義はどちらか一方になっているのか、それとも共有名義になっているのかをご存じでしょうか?

相談者様

不動産は私と妻の共有名義です。ローンも二人で返済していました。

担当

共有名義ですね。共有名義の場合、不動産の売却や分配にはお互いの同意が必要です。また、ローンが残っている場合、売却後にそのローンをどのように清算するかも大切なポイントです。

相談者様

具体的には、どのように進めれば良いのでしょうか?

担当

まずは、以下の手順を参考に進めてください。

  1. 不動産の査定依頼:
  2. まず、現在の不動産の市場価値を知るために、不動産業者に査定を依頼しましょう。これによって、売却時にどれくらいの金額が得られるかを把握できます。

  3. ローン残高の確認:
  4. 次に、現在の住宅ローンの残高を確認しましょう。これは銀行から確認することができます。売却額がローン残高を上回る場合は「アンダーローン」、下回る場合は「オーバーローン」となります。

  5. 売却に関する同意:
  6. 配偶者と相談し、不動産を売却することにお互いが同意していることを確認しましょう。同意が得られれば、売却手続きに進むことができます。

  7. 売却手続き:
  8. 不動産業者を通じて売却を進めます。売却額がローンを上回る場合は、残額をお二人で分配することが可能です。もしオーバーローンの場合、売却後もローンが残るため、その負担をどのように分担するかを話し合う必要があります。

  9. 財産分与の協議:
  10. 売却額やその他の財産について、お二人で財産分与の協議を行いましょう。必要であれば、弁護士や調停を利用することも考慮してください。

相談者様

ローンが残ってしまう場合、その負担をどうすればいいか不安です。

担当

オーバーローンの場合、売却後に残ったローンをどちらがどのように支払うかを明確にしておくことが重要です。たとえば、二人で負担を分ける方法や、どちらか一方が全額を負担する代わりに他の財産を譲るといった方法があります。この点については、弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。

相談者様

売却後のことも考えて、しっかりと話し合いをしてみます。手続きについても理解できました。

担当

それが一番良い方法だと思います。しっかりと話し合い、お互いが納得できる形で解決できるよう進めてください。専門の弁護士をご紹介することも可能です。また、何かご不明な点があれば、いつでもご相談ください。

相談者様

ありがとうございます。ぜひ専門の弁護士の先生をご紹介お願いします。心強いです。引き続きよろしくお願いします。

担当

お力になれて嬉しいです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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